こころのしっぽ

裏めしや
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長いよ、今日は
断っときます、夢の話です。 今朝と昨日の。
「はぁ? 夢の話?」 と、馬鹿にしたもんじゃないよ!
安部公房の 「笑う月」 、 つげ義春の 「ねじ式」 なんかは夢のお話。
無意識の中の自意識、なんてのは、もう一人の自分とかを垣間見るチャンス、なのさ。

9月6日朝方、
めぐみさんは色黒のいい男。 40代、ルックスは義理の兄さんそっくり。(つまり義理の兄さんなんだけど、名前が違った)
めぐみさんは顔が利く 「めぐみだけど・・」 で、何処でも通っちゃう。
ちょいワルや、インテリヤクザとはちょっと違う、落ち着いた感じのワルだ。
そうそう、ポロシャツが似合うような。(襟立て)

ぼくは、なんとか仲良くなりたくて、見張っている。
ある日、白い四駆 (左ハンドル)でめぐみさんはお出かけだ。
僕は、ついて行きたくてしょうがなく、遂に運転席のドアにぶら下がった。
後ろの席には、知人の男性が寝ている。
(カブトムシを獲りにいくんだな・・・)
そう直感した僕は、ついて行きたいと頼み込み、ようやく車のシートに座る事ができた。

辿り着いたのは、古びた (朽ち果てかけた) 商店街、炭鉱社宅のような木造長屋。

「ここで、温泉に入ろう」 温泉が見当たらない・・・

「めぐみだけど、車を停めさせてくれ」 長屋の玄関と思しき場所に突っ込んでいる。

「あー、今、留守だから、俺が見とく」 顔が半分無い・・・向かいの家の窓から、ぼうぼうの長髪にヒゲの男が言う。(小遣いが欲しいんだな・・・)

めぐみさんは聞こえないようなふりをして、商店街の方に歩き出す。

商店街は昭和30年代で時を止めてしまったかのような、バラック作りの商店が並んでいた。(何処も雨戸が閉まっているか、空家が目立つ)
アーケードになってはいるが、天井のプラスチックの波板から透けている日の光が、狭く殺伐とした商店街を余計に物悲しく、窮屈に思わせた。
人の気配や、生活感が感じられない。
もうずっと昔に、忘れられたか、逃げ出してしまったかのように・・・

立ち去りたくなるような、野菜のすえた匂いが蔓延している。
ふと気付くと、アーケード自体があめ色をしている。
建物も、ガラス窓も、子供の自転車も、カンバンも全てあめ色のベールに覆われている。
一瞬、両目の焦点が合わないような感覚にとらわれる。

油だ。 この商店街は、建物も壁も天井も全て、油の幕で覆い尽くされている。

気付けば、足元は油でぬかるんでいる。
スニーカーが油にめり込む。 2センチは積もった油の層は、ドロドロと粘着性があって、足をとられる。
奥に進むにつれ、歩行すら困難になってきた。

そこはまるで、換気扇のダクトの中のようだ。

「走ろうか、来るよ」 めぐみさんは来た方向を指差す。
あめ色の煙のような、霧状の油が迫ってくる。
僕は、つんのめりながら、めぐみさんの後を追う。

ガラガラガラ・・・僕らは商店街の中ほどにある、入り口の狭い、立て付けが悪くなった戸を開け中に入った。
年老いた女性が二人、一人は客か?
二人とも、とても清潔とは言いがたく、真っ黒に焼けて、両腕はギラギラと油を塗ったようにギラついている。

「お久しぶり、めぐみだけど」

「あぁ〜あんたかい」

入り口を入ると、狭い店の中央に1m四方の鉄板が1つあり、突き当りには、小さな窓と二人がけのちゃぶ台がある。
鉄板の前の老女に話し掛ける。


「いつものある?」

「・・・ここも、油がまわった」

そう言って、皿に叩きつけたように盛った臓物を差し出す。

店の中は、積もった油の上にほこりや虫の死骸が張り付き、更にその上に油という具合に、何層にも積み重なって、まるでメノウのように建物の内側ごと、時間すら閉じ込めてしまっている。
油がまわった裸電球や窓ガラスごしの明かりもあめ色で、油紙に風景をすかしてみた時の、あの輪郭の無い空間に閉じ込められてしまったかのような息苦しさを感じる。

そして目の前の臓物の、生々しい血の匂いに吐き気がした。

もう一人の老女は、ちゃぶ台に頬杖をつき、油のまわった窓から、ゆがんだ外を眺めている。
立ち尽くす僕に振り返り、得体の知れない笑いを浮かべた。
歯がない。 白髪混じりの髪の毛は異様に長く、いつ洗ったかすら忘れてるだろう程に、パサついたうえに固まって、綿のはみ出した座布団のようだ。
その老女の横の、高さ50cmぐらいの、茶室の入り口のようなくぐりの向こうに布団が見える。

僕は、一刻も早くここから立ち去らなければ、とんでもない目にあうだろうという予感が、背筋を冷たくさせるのを感じていた。

9月7日朝方、
僕は家族を乗せて、山間の渓谷のような道を車をとばしていた。
皆、腹が減っている。
目的地までもうすぐだ。

そこは切り立った崖に、建物が張り付くように群れを成し、できた町。
駐車場から石の階段を下りると、右手にレストランや和食の店が一本の回廊で繋がって、肩を並べている。
回廊の左側の壁から向こうは、いきなり空で、窓からはるか下のほうに、針葉樹の梢が揺れている。
崖に張り付いた建物の構造の為、空中に浮いているような錯覚を覚える。

僕達は、和食の店に入った。
店は、建物が珍しく、ちょっとした観光スポットになっていて、辺ぴな場所の割には活気があった。
皆、それぞれの好みで注文し、食事をはじめる。

食事が進むと、子供達がじっとしている事に退屈しだし、椅子から飛び降りて、赤い絨毯の上を走り始める。

僕は、他の客に迷惑をかけるといけないと思って、子供達を追っかける。
すると黄色く黄ばんだドアがある。
子供達は、そのドアの取っ手を触ってしまい、両手が酷く汚れている。
僕は、経営者を呼んで、衛生管理について意見を言った。
すると男は、

「すみません、換気扇の調子が悪くて、ここにも油がまわってしまって・・・何しろ、上の連中が年とったり、逃げ出したりしやがるもんで・・・・」



| ぱつぷ | | 16:54 | comments(4) | trackbacks(0) |
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絵が浮かぶー
夢にでそうー

ココ見てなごんでちょhttp://homepage3.nifty.com/shockunsay36/
| kei | 2006/09/08 4:25 PM |

こりゃまた、やられたーって感じのホムペだー。

すごい奴がいたもんだ・・・


| ぱつぷ | 2006/09/08 6:45 PM |

わたしの昨日の夢は…
「劇団ひとり」と付き合うことになって
照れながらの初ドライブ♪
途中から「品庄」の「品川」になってて目が覚め…
…あら、、二人とも最近のわたしのお気に入りやーん。
無意識の中の自意識、
もう一人の私もかなり低レベルでした…(泣)

先日は大変おじゃましました!
おいしくって楽しい日曜日の午後でした!
| 8絵 | 2006/09/08 8:28 PM |

こちらこそ、大作ちゃんにはいつも迷惑ばかりかけてしまって。

おまけに、8絵ちゃんにはチビスケ達がくっついちゃって・・・

疲れたでしょ。

夢の話だけど、夢の中で、自分の存在とかを自覚する訓練を続けたら、夢をコントロールできるんだって。
ほら、飛んだり、泳いだり。

因みに僕が夢の中で飛ぶ時は、超低空飛行でのろのろです。
すっぱまんのイメージが頭に焼き付いてるんだよね。
あと、手から光線が出せるんだけど、いざという時に出ない。
精神面の弱さの表れですかね・・・・

兎に角、夢は良くても悪くても、毎日たのしみだね。
8絵ちゃんもドリームマスターを目指そう!
| ぱつぷ | 2006/09/08 9:17 PM |










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